旧約聖書にアダムとイブがいちじくの葉で腰を隠しているいう記述があるほどの歴史を持つ果物で、全ての腫れ物に効果があると言われています。
胃腸を整えて便秘や下痢どちらにも有効なのは水溶性食物繊維のペクチンや、タンパク質分解酵素が含まれているからです。
ペクチンには糖尿病や動脈硬化の予防に効果があり、高血圧の予防に効果的なカリウムも含まれています。赤い色はポリフェノールのアントシアニンで、江戸時代に長崎に渡来した当初は薬用として栽培されていたのも納得です。
よく熟した実を1日に2〜3個生食することで便秘に効果があり、干したもの(ドライフルーツ)や煮たもの(ジャム)には緩やかな下剤としての効果があるとされています。
未熟な実には効果がなく、胃を荒らしてしまうので注意しましょう。