しいたけが食用とされ始めたのは室町時代頃のことです。古くは八代将軍足利義政に干ししいたけが献上されたという文献が見つかっているそうです。
江戸時代に入り、しいたけ栽培が始まったことで庶民の口にも入るようになりました。生しいたけは香りが豊かで食物繊維を多く含みます。
キノコ特有のエリタデニンという成分には悪玉コレステロールを減らす効果があります。しいたけやマッシュルームから抽出される成分で、しいたけにはマッシュルームに比べ100倍近い量が含まれるので、効率よく摂取することができます。
昔から、生しいたけの多食は害になると言われ、干したものを利用してきました。しいたけのエルゴステロールという成分は紫外線に当たるとカルシウムの吸収を上げるビタミンDに変わるために骨や歯を丈夫にする効果が高くなります。
旨味成分はアミノ酸の一種のグアニル酸です。