東地中海地方、西アジア原産で、蚕のまゆの形に似ていることから「蚕豆」と書きます。天に向かってサヤをつけることから「空豆」とも書くそうです。「おいしいのは3日だけ」といわれるほど、空気に触れる事で鮮度の低下が進むので、サヤつきのものを購入し、その日のうちに食べるようにしましょう。

豆の芽と根が出てくる部分をおはぐろと呼び、新しいものは柔らかく緑色をしていますが、鮮度が落ちてくると黒くなるために鮮度を見分ける事ができます。ここの部分に切り込みを入れて塩茹でにすると甘みを引き出すことができます。

栄養はタンパク質を多く含み、ビタミンB群、ビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄や銅などがバランスよく含まれています。

日本での発症は少ないですが、大量に食べる事で食中毒を引き起こすこともあります。適量(10〜20粒)を目安に食べ過ぎには注意しましょう。