春の味覚を代表するタケノコには独特の強い苦味が特徴です。そしてこれこそが薬効の素になります。体内の余分な熱を冷まし、血液を浄化する作用があります。身体に溜まった毒素や老廃物を排出する効果もあるため、デトックス効果の高い食材です。

タケノコ料理に欠かせない木の芽ですが、体を温める効果があるため、タケノコと一緒に取ることで温・冷のバランスが取れることになります。冷え性の人や下痢をしやすい人は食べ過ぎに注意が必要です。

食物繊維やカリウムを多く含見ます。腸内環境を整え、大腸がんの予防に、余分なナトリウムを排出して高血圧改善に効果があります。切り口に見られる白い粉のようなものはチロシンというアミノ酸の一種で、自律神経のバランスを整える働きがあります。アクとは違うので、洗い流さずにいただきましょう。

タケノコを収穫してからはアクがどんどん出てくるので、手に入ったらすぐに茹でるなどの処理を始めましょう。