カリフラワーはキャベツの仲間で、2千年前のローマ時代に「シマ」の名前で記録されているそうですが、改良されて現在のものになったのは19世紀初め頃と言われます。日本に入ってきたのは明治時代で、戦後になって市場に出回るようになりました。
ブロッコリーが人気になる前まではつぼみ野菜と言えばカリフラワーでした。
カリフラワーはキャベツの一変種で別名は「はなやさい」「花キャベツ」です。食するつぼみの部分にはビタミンCがキャベツの2倍多く含まれます。
近年、カリフラワーに含まれるイソチオシアネートという物質に発がん物質の活性を阻害する働きがあることがわかりました。ビタミンCとの相乗効果でがんの予防効果が高まります。
オレンジや紫色の品種も流通しており、それらにはカロテンやアントシアニンなどの抗酸化作用が含まれます。
幾何学模様で尖った形が特徴のロマネスコは世界一美しい野菜といわれています。これはイタリアの伝統品種ということです。