キャベツには新キャベツと呼ばれる、柔らかい食感の春キャベツは春から初夏に出回りますが、今回は冬キャベツの方です。
日本には江戸時代に伝わりました。当初は葉牡丹のようなルックスでしたが、明治時代に入り洋食文化と共に人気が出て、現在のような結球型の品種が導入されました。
キャベツから発見されたというビタミンUは別名キャベジンとも呼ばれます。キャベジン?聞いたことありませんか?胃液の過剰分泌を抑える働きがあり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防や改善に役立ちます。他にも細胞分裂の促進、タンパク質の合成を活性化させる働きもあります。
加熱することで甘みを感じることができ、サラダ以外にスープや煮込み料理にも重宝される食材ですが、ビタミンCやビタミンUは熱に弱い為に生食がおすすめではあります。
芯の部分にはカルシウム、カリウム、リン、マグネシウムなどのミネラルが葉の倍以上も含まれているので、捨てずにいただきましょう。