栗を使ったスイーツが店頭に並び始めると、栗の季節がやってきたなぁと感じる方も多いのではないでしょうか?モンブラン、渋皮煮、栗ようかん、天津甘栗、甘露煮、栗ご飯etc…どら焼きにも入り込んでいたりします。

栗は中国栗・ヨーロッパ栗・アメリカ栗・日本栗の4つに大きく分けられます。縄文時代から自生していた日本栗である小粒の芝ぐりは品種改良され、大粒で甘味や香りの強い栗が流通しています。

可食部からは炭水化物のほか、豊富なビタミンやミネラルを補給することができます(ビタミンB₁、ビタミンC、カリウム、カルシウムなど)。

渋皮にはポリフェノールの一種であるタンニンやプロアントシアニジンが含まれています。ポリフェノールには強い抗酸化力(抗酸化力とは老化防止やがん予防効果)があり、聞き慣れないプロアントシアニジンには血糖値の上昇を抑制したり、中性脂肪を下げる効果があります。

江戸時代の薬物書に「腎を活性化して気力を増し、胃腸や足腰を丈夫にする」と和歌で記されているほど昔から効能が知られています。