秋の食材パート2、今回は柿のお話です。「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほどに、食物繊維やビタミンやミネラルが豊富で、ビタミンCはミカンよりも豊富に含まれています。
実の鮮やかな色は体内でビタミンAに変化するβークリプトキサンチンで、ビタミンCとの相乗効果により抗酸化作用が高まります。
渋みの元であるタンニンにも抗酸化作用があり、生活習慣病の予防や二日酔い、体内の有害物質の排泄にも効果があると言われていますが、鉄の吸収を阻害する働きもあるので食べ過ぎには注意です。
体を冷やす効果が高いので胃腸障害による下痢や腹痛を起こす事もありますが、干し柿にすることでその効果を和らげるプラス、血液の滞りをなくす効果もあるため、シミやそばかすを防ぐ効果も加わります。
柿の葉のお茶には血行促進、炎症を鎮める、抗ウイルス作用などがあり、風邪予防には最適となります。