西アジアで生まれたほうれん草は味が濃く葉に切れ込みのある東洋種と葉が丸く肉厚な西洋種に分化し、アジアでは東洋種が、ヨーロッパでは西洋種が広がりました。日本にはまず17世紀に東洋種が入り、西洋種が入ってきたのは明治時代になってからです。

抗酸化作用の高いβ-カロテンや、ビタミンC、クロロフィル、鉄、カルシウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。身体の代謝や機能の維持に使われるマンガンは根の赤い部分に多く含まれているので、無駄にしないようにしましょう。

葉に縮みのある寒締めほうれん草は収穫前にあえて寒さにさらし、ストレスを与えることで糖度やビタミンCやE、β-カロテンの濃度が上がるため、栄養価は高くなっています。