えだ豆とは大豆が成熟する前に収穫した未成熟の豆で、大豆同様の良質なタンパク質やビタミンB₁、B₂が多いのが特徴です。

日本には縄文時代後期から弥生時代に伝わったと言われます。現在のように塩茹でして食べるようになったのは江戸時代頃で、庭やあぜ道で栽培されていた事から「あぜ豆」と呼ばれていましたが、夏に枝付きのまま売られていた様子から「枝付き豆」と呼ばれるようになったそうです。

β-カロテンやビタミンC、造血作用のある葉酸、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボン、抗酸化作用の高い大豆サポニンなどが豊富で、栄養価の高い野菜です。

2000年頃の日本食ブームや健康志向の上昇からヨーロッパや北米などで塩茹でされた枝豆が、「EDAMAME」と呼ばれ、欧米でも流通するようになりました。