先日スーパーで「こごみ」と「ふきのとう」を見かけました。
「こごみ」は東北地方の代表的な山菜で、かがんだ姿に見えるところからこの名がついています。他には「こごめ」「くさそてつ」と呼ぶこともあるそうです。
おひたしや天ぷら、和え物、炒め物に調理されます。わらびやぜんまいのようなアク抜きは必要なく、手軽に味わうことができます。
「ふきのとう」はまだ肌寒い時期に地面から顔をのぞかせる姿から、春の到来を感じさせる食材でもあります。アクが強く必ず茹でてアク抜きをする必要があります。天ぷらやみそ炒めでで食べるのが一般的で、大きくなりすぎたものは苦味も強くなるため、小ぶりのものを選ぶ方が良さそうです。
どちらもその植物の若芽やつぼみで、カロテンや食物繊維が豊富です。こごみにはビタミンCが、ふきのとうにはビタミンB₁が多く含まれています。
ふきのとうの苦味成分には新陳代謝を活発化させたり、肝機能を強化する働きがあり、香りの成分には胃腸の働きを高める効果があるとされています。