私の口に入る事はなかなかないのですが、秋といえば松茸だろうと思い、調べてみました。土瓶蒸し、焼き松茸、松茸ご飯など、憧れの食材の一つです。肉質は緻密で特有の香りと旨みがあり、香り・味などは産地によって微妙に異なります。
秋に赤松などの林に生えていて、リング状に発生する事から欧米では「妖精の輪(フェアリーリング)」と言うそうです。松茸を作る松茸菌は、キノコをつくる菌類の仲間ですが、樹木の根に共生して生活するタイプの菌類で、国内の産地は長野県・岩手県など。
国内消費のほとんどは中国やアメリカからのもので、近年ではカナダやトルコ、フィンランドなどからも輸入されます。比較的安価で販売されていますが、収穫から時間が経ってしまう上に検疫で洗浄しなければいけないため、香りが弱まってしまうというデメリットがあります。
人工栽培がとても難しく、様々な方法を試みている様ですが、まだこれという方法は確立されていないようです。
栄養素としてはカルシウムや鉄が他のキノコに比べてやや高いかな、という程度で、香りや秋を楽しむ食材の一つということでしょうか。