「トマトのある家に胃腸病なし」ということわざがヨーロッパにはあるそうです。

トマトは世界に8000もの種類があると言われます。日本では昭和時代から盛んに品種改良が行われ、今でも新しい品種が生まれては市場に出回ります。

昔のトマトと今のトマトの違いは一つの株から収穫する量が増えたため、味が薄くなっているそうです。ビタミンCやナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄などは含有量が減っています。昔のトマトの方が味が濃かったのですね。好みがあるとは思いますが…。

現在の日本では生食向きのピンク系で皮の薄い「桃太郎」と呼ばれる品種や、糖度が10を超える(メロン並)フルーツトマトなどが人気です。

海外で多く生産されている「サンマルツァーノ」などの赤系の品種は加熱料理に使われます。ピンク系の品種に比べ、赤系品種の方が旨味成分であるグルタミン酸やアスパラギン酸が多く含まれています。