さわやかな香りと苦み、そして美しい紅色が食欲が低下しがちな夏から秋にかけて重宝される薬味で、熱を冷まし解毒を促す作用があります。主に食べているのが「花みょうが」と呼ばれるつぼみが集まった花穂部分で、地下茎から伸びて地上に顔を出します。
淡い赤い色は抗酸化作用のあるポリフェノールのアントシアニンで、酸と合わせることで鮮やかに発色します。栄養は期待できず、ほとんどが水分で、カリウムが比較的多く含まれています。
殺菌・消臭効果が高く、刺身や豆腐などの薬味の他、酢の物やてんぷら、甘酢漬けなどでも食べられています。