日本に奈良時代に伝わったと言われる菊の花は、観賞用だけでなく、食用としても利用してきました。

苦味の少ない品種の花弁を食用にします。青森県産の「阿房宮」や、山形県産の「もってのほか」などがあり、解毒効果があるので、刺身にも添えられていることがよくあります。見た目プラスの効果ですね。

酢を加えた湯でさっと茹でてアク抜きをしてから、おひたしや酢の物、和え物でいただきます。ビタミンCやB₁、B₂、カリウム、カルシウムなどを豊富に含むため、綺麗な色や香、食感を楽しみながら、風邪や高血圧の予防にもなります。

菊の花から作られる菊花茶には眼精疲労や充血、かすみ目などに顕著な薬効をもたらすため、パソコンやスマホで目を酷使する現代人にはオススメです。苦味が気になる時にはハチミツや黒糖などでアレンジしても良いですね。毎日飲むことで、高血圧やめまいなどが改善されます。