縄文時代後期にアジア大陸から伝わり、主食であると同時に神事や祭事においても重要な作物としてとらえられてきました。

精白米に比べ玄米は食物繊維やビタミンB群、ビタミンEや鉄も豊富に含まれます。玄米を発芽させた発芽玄米にはGABAが含まれ、不安やイライラを鎮めるリラックス効果があります。他にも中性脂肪を下げる働きや、腎臓の働きを高めて塩分を排出することにより、血圧を下げるという効果もあります。

糠に含まれるγーオリザノールという成分にはコレステロールの吸収抑制や女性の更年期特有の症状緩和にも効果があり、医薬品などにも用いられています。糠漬けの漬け床にしたり、油(米油)を絞ったり、石鹸代わりに使うなど、米だけでなく糠も暮らしの中で古くから利用されています。