秋の食材パート3、果物が続きます、今回は梨です。

多くの品種が出回っていますが、皮が褐色の物を赤なし、黄緑色のものを青なしと呼んでいます。ビタミンやミネラルはあまり多くは含まれていませんが、クエン酸、リンゴ酸、アスパラギン酸を含み、疲労回復効果や喉の渇きを癒し、咳や痰を鎮め、便秘解消にも効果があります。ざらざらした食感は石細胞と呼ばれる繊維の塊です。食物繊維であるので腸内環境を整えてくれます。

タンパク質分解酵素の働きにより、肉にすりおろした果肉を加えて調理することでやわらかく食べることができます。肉を食べた食後のデザートにもおすすめです。

西洋梨の栄養成分は日本のナシとほとんど変わらず、大きな違いといえば見た目と食感でしょう。代表格のラ・フランスは滑らかな口当たりで、濃厚な甘みが特徴です。食物繊維の量は洋梨の方がやや多く、水分との相乗効果で便通の改善が期待できます。