鍋料理には欠かせない白菜。癖のない味なので、鍋以外にもいろんな料理に使えます。意外にも日本での歴史は浅く、栽培が始まったのは明治時代末期です。
中国明時代の薬物書に「消化器の働きを活性化する薬効があり、胸焼けや胃のむかつきを取り除き、便秘やそれによっておこる肌荒れの改善、二日酔いの時の喉の渇きを癒す」と記されています。白菜には旨み成分のグルタミン酸が多く含まれていて、旨みは特に芯の部分に多く、煮込むと柔らかくなり、甘味も出てきます。
白菜に含まれるビタミンCは免疫力を高めてくれ、風邪予防や美肌に効果があります。他にも体内の水分バランスを整えて高血圧の予防ができるカリウムや、腸内環境を整える食物繊維、アブラナ科植物特有の成分にはがん予防の効果も期待できます。
クセもなく、食べやすいので、小さなお子様から高齢の方まで幅広く食べられる野菜です。