今更…感はありますが、日本全国の山野に自生する野草の定番です。春の若葉は特に香りが高く、草餅、草団子など和菓子に使われます。

葉っぱには抗酸化作用のあるβ-カロテン、高血圧予防に効果のあるカリウム、食物繊維などが多く含まれています。冷え性、下痢、吐き気止め、腰痛、肩こり、あせも、肌荒れなどにも効果があります。

生葉、乾燥葉の煮出し汁、生の葉を絞った汁など用途に合わせて使い分けます。

なるほど、万能な薬草として昔から利用されてきたわけです。

アクが強いので、調理に使う時にはよく茹でて、苦味を和らげてから利用すると良いでしょう。塩や重曹を使ってアク抜きをする方法もあります。

よもぎの葉の裏の白い毛はお灸のもぐさとして使われます。歴史は古く三国志の中にも登場するとか。誰がいつ考えたのか…人の英知(叡智と言うべきか)は素晴らしい。